Sync Master
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Sync Masterではじめての同期、その日の流れを追ってみる

はじめての方へ同期の基本

この記事の概要

アプリを入れた直後、最初の同期までに何をすればいいか。シートの準備、接続テスト、本実行、ログ確認まで、初日に通る道のりを順番にお伝えします。

新しいアプリをShopifyにインストールした直後は、誰でも少し緊張します。「いきなり在庫数が書き換わって事故が起きたらどうしよう」「シートのどこを直せばいいのか分からない」——そんな不安があるのは自然なことです。この記事では、Sync Masterをインストールしてから最初の同期が成功するまで、初日に何をすればいいかを順番にお話しします。

結論から言うと、初日の流れはとてもシンプルです。「シートを準備する」「接続テストで様子を見る」「本実行する」「ログを確認する」——この4ステップだけ。順番を間違えなければ、いきなり大事故が起きるようなことはほとんどありません。

インストール直後にやること

Sync Masterをインストールすると、初期設定の画面に案内されます。ここでまず行うのは、Googleアカウントとの接続です。在庫データを書き込むためのGoogleシートにアクセスできる権限を渡す——というイメージで大丈夫です。社内で複数のGoogleアカウントを使い分けている場合は、「これからずっとこのストアの在庫を管理するアカウント」を選ぶようにしましょう。

次に、Shopify側の在庫追跡の状態を確認しておきます。同期したい商品の「在庫を追跡する」スイッチがONになっていないと、シートから数字を流し込んでも反映されません。前回の記事でも触れたとおり、ここはとても引っかかりやすいポイントです。商品数が多い場合は、CSVで一括確認してもよいでしょう。

シートのテンプレートを準備する

Sync Masterでは、Googleシートに在庫マスターを置く設計になっています。シートの構造はシンプルで、1行が1つの在庫レコード——つまり「このSKUを、このロケーションで、この個数」という意味です。最初に「どの列を必須にするか」「どの列を補助情報として置くか」を決めておくと、後の運用がぐっと楽になります。

必須列

最低限、次の3つの列があれば同期は動きます。SKU、ロケーション、数量です。これらがそれぞれ何を表しているかを、社内で揃えておきましょう。

  • SKU : Shopifyに登録されているSKUと完全一致が原則。大文字小文字や前後のスペースに注意
  • ロケーション : Shopify管理画面に登録した「ロケーション名」と一致させる
  • 数量 : 整数で記入する。空欄や文字列が混ざると同期エラーの原因になる

必須ではありませんが、運用を助けてくれる列をいくつか紹介します。商品名の列を1つ置いておくと、シートを開いた時に「あ、これはあの商品だ」と一目で分かります。同期対象に含めなくてよい、人間向けのメモ列です。他にも、最終棚卸し日、担当者、安全在庫、補充予定数といった列を入れておくと、シート単体で運用判断ができるようになります。

ポイントは、「Shopifyに書き戻す列」と「人間が読むための列」をはっきり区別しておくこと。Sync Masterの設定画面では、どの列が同期対象かを指定できるので、人間用のメモ列が誤って書き戻されてしまう心配はありません。

接続テストで確認する

シートが整ったら、いよいよ実行——の前に、必ず「接続テスト」を挟んでください。これはSync Masterの一番大事な安全機能のひとつで、本番の同期を実行する前に「もし今これを実行したら、何が起きるか」をプレビュー表示してくれる仕組みです。

接続テストの画面では、シートの各行がどのShopifyの商品にマッピングされ、どのロケーションの在庫がどう変化するかが、行ごとに表示されます。「マッチするSKUが見つかりませんでした」「ロケーション名が一致しません」といった警告も、ここで全部出てきます。本実行前にこのプレビューでエラーが0件になっていれば、ほぼ安心して進めて大丈夫です。

  • マッチしないSKUが出たら : シート側の表記揺れか、Shopify側で商品が削除済みの可能性
  • ロケーションが一致しない : 半角・全角や、ロケーション名の変更履歴を疑う
  • 数量が異常な値 : 空欄を0と解釈する設定になっていないか確認

本実行とログの見方

接続テストでクリーンな結果が出たら、いよいよ本実行です。Sync Masterの「実行」ボタンを押すと、シートに書かれた数字がShopifyの在庫レベルへ反映されていきます。商品数が多い場合は、完了まで数十秒から数分かかることがあります。途中で画面を閉じてしまっても、処理はバックグラウンドで進みます。

実行が終わると、ログ画面に「何件成功、何件失敗、何件スキップ」という結果が表示されます。失敗した行があった場合は、その行のSKUと理由が記録されているので、シート側を直して再実行すればOKです。成功した行については、Shopifyの在庫画面を一度見て、想定通りの数字になっているかをスポット確認しておきましょう。

初日の同期が一度成功すれば、二度目以降はぐっとスムーズになります。「同じシート、同じテンプレート、同じ流れ」を繰り返すだけなので、慣れれば数クリックで終わる作業です。最初の一回さえ越えてしまえば、シート同期はあなたの日常業務の一部になります。

次回は、複数ロケーションを抱えるストアが直面する「シート設計」の話題に進みます。ロケーションが増えた瞬間に運用が破綻しないよう、設計段階で気をつけたいポイントを整理していきます。

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